ワンスマ

ドライビングレッスンと
カートレースで
カーライフを演出する
澤圭太主宰の団体

ニュース&コラム

2021.07.14

まずは1秒の違いが分かるセンサーを鍛えよ!!

まずは1秒の違いが分かるセンサーを鍛えよ!!

今日は『ワンスマカート部』と題してお客様と一緒に新東京サーキットにレーシングカート乗りに行きました。

新東京と言えば、24日(土) 16:30スタートでワンスマカート 2021 Rd.2があります。

中級のTIA-MZと初級のN35で混走行、個人でもチームでもエントリー可能。
練習走行(40分)、個人スプリント(3Lap×5回)、決勝60分(予定)の流れ。

まだ10日ありますが、枠もありますのでご参加ください。
楽しいですよ。。。

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今日はKTエンジン搭載とリードJETというちょっと速いカートの2台を用意しました。

朝いちばんのタイヤの熱入れも兼ねての走行で澤がDriveしてKTが39.0秒、リードが37秒2でしたが、路面がだんだん良くなって昼前に走行した時はKTが38秒0、リードが35秒9でした。

1Lapで1kmほどの新東京サーキットでも路面コンディションの差で1.0-1.2秒変わる時があります、だから2-6kmと全長はまちまちですが車で走るサーキットでも季節(気温や湿度や風向き)や路面のコンディションで1-2秒は簡単に変わってしまう、、、

これは屋外のスポーツ = 日本の四季に完全に影響される宿命でもある、という事なので、経験値でそれを予想したり、走行中にその差を感じたり出来るか?

40秒のコースで1秒の差なら3%、2分(120秒)のコースで2秒の差なら1.5%の誤差が体感できるか?です。

体重なら70kgの人が71-72kgになったら気づくか?
高速道路で100km/hで走行中に102-103km/hになったら気づくか?
そんなレベルです。

先日、スパ西浦でドラサポを実施したのですが、西浦は逆走のコース設定があって、その1秒の差が良く分かるのです。

86が2台で実施したのですが1台はノーマルベースの200hp前後でタイヤがBS RE71RS、もう1台がスーチャーが搭載された250hp前後でタイヤがKUMHO V720。

正順でそれぞれ澤がDriveのタイムは2分3秒4。

もしここがFSWならパワーの差がタイムに影響し易いのでノーマルベースが2分8秒くらい(タイヤGripの高さもあるのでノーマルの2分10-11秒よりは速い)、スーチャー仕様が2分3秒くらい(この時はKUMHO V720ではなくRE71RSだった記憶)、と5秒差があるけど、今回と同じタイヤの条件なら3秒位だと推測、でも西浦ならFSWで3秒差があっても同タイム位に納まる事があります。

つまりパワーによるタイムアップとタイヤによるタイムアップが相殺される可能性があるサーキットだという事。

これが逆順コースになると、、、
ノーマルベースが2分4秒2でスーチャー仕様は2分3秒8と、それぞれ正順でのタイムに比べると+0.4秒 vs + 0.8秒とコンマ4秒とはいえ差が発生した。

ここは、考察が必要で、、、
逆走になるとコーナーの侵入と脱出でアプローチのラインが放物円とは言え、入口と出口で変わるという法則によって、正順で走行したラインと若干違うラインを入口も出口もを通る = 路面が少し汚くてタイムが落ちる可能性がある、という事です。
(画像は赤が正順のライン、青が逆順のライン)

タイヤのGripでタイムを構成している率の高い『ノーマルベースにRE71RSを装着している車両』の方がパワーでタイムを構成している率の高い『スーチャー仕様の車両』の方が逆順のタイムの落ち込みが少ない = これがコンマ4秒の差だと推定しました。

クルマの場合は1Lapが長いし、クルマも重いし、絶対速度も高いので”
1秒の差”が感じ辛い(他に色々と気を付けないといけないから)、でもカートならそれが体感し易いというメリットを活用できれば、カートは凄く良いトレーニング教材だと言えます。

そうやって自分の『感性を磨く』機会を愛車でいつものサーキットを走る以外にも、違うサーキットを走ってみる、違うクルマに乗ってみる、、、で見つめ直すキッカケを作れる人は、、、上手になる素質があるといつも思います。

先日の『やり方を覚えるのではなく、”なり方”を覚えて、そうなる様にはどうするか?を考えよう』の精神の話もそうですが、ワンスマで私が何故各種プログラムを企画して実施しているのか?の想いも新ワンスマHPにある『ワンスマとは』に書いてあるので読んで欲しいと思います。

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